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いつものことながら個展が始まると会場では暇である。
お客さんが来る時間は大体決まっているのでそれ以外はボケーっと過ごす。
搬入までは描くことに全力を注ぎ、撮影、そして展示。
しかもMARONIEでは飾り付けも手っ取り早くやってくれるので判断するだけで仕事が終わる。
自分の作品をほぼ見ないし、芳名帳を見てお礼のメールをするくらいだ。
4階であれば作業の道具を持って来るのもありだろうが3階はそれができない。
綺麗な机でもあるしショーウィンドウ的なものもいっぱいあるのでそこまでして描いても仕方ない。

とは言え、今回は色々と友人が見にきてくれ感謝である。
全く自分の個展をやっているとは知らずに(名前も確認せずに来たようだ)来てくれた知人も多い。
作品はそっちのけでよもやま話になる。
50代になれば出世していて教授や准教授もいる。
一応駄目元で職を売り込んでおいて少し期待してみよう。
刺青の展示は久しぶりで今回は水がテーマになっている。
いつもの人体を描くというよりは少しイメージよりになったと自負している。
水の波を起こす時に面白い形が出るように工夫をしたり光線を気にしたりいつもの撮影よりも考えることが多かった。
しかし初日に会場に入ったがあんまり人は来なくて(大した作品ではないせいだろう)あれこれ撮影で頑張った甲斐が吹き飛んでしまった。

最近はギャラリー巡りをする人も少なくなってきている。
確かにアートフェアに行く方が手っ取り早いものである。
たくさんの作品を一堂に見れ、それなりのレベルの作品が揃っている。
新しい作家や作品を探す手間など時代遅れかもしれない。
そんな時代の風を受けてか、閑散とした会場へ週末足を運ぶ。
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23日から個展が京都ギャラリーMARONIEで始まる。
19時からの飾り付けであったのだがいつもN川さんにほぼ全部お任せしている。
というのも今回で4回目であるが1回目からあまりの手際の良さにこちらが手を出さなくてもサクサク進むのである。
初めての時に驚いたのがパネルを飾る時。
てっきり壁に穴をあけネジを入れるかと思いきや木片をネジ止めする。
パネルの桟に火かけるのだがそれで十分かかるのだ。
簿妙にたかさが狂っても木片の上に紙を重ねて置く事でバランスも取れる。
しかも絵の内容に合わせて構成も考えてくださるのでもう何もできない。
今回もその構成も見て欲しい。
個展に向けてモデルさんから絵を集めた。
2点あるがそれぞれ黒の痛みが激しい。
艶消しの黒は傷や指紋に弱く、いたるところにそれらが出ていた。
と言っても色を塗れば済む事なので困難でもない。
会場で真っ黒がそうでないと一気に緊張感が無くなってつまらなく見えてしまう。

刷り込みばけで痛んだ箇所を直し、全体を平筆でならす。
背景がくっきりすると絵に眼がいき、刺青を味わいやすくなる。
これらは小さいアクリル絵の具の作品なのでそう言った鑑賞をしてもらえる
しかし100号の岩絵の具を使ったものはその背景ばかりにどうしても眼がいき、刺青を味わってもらえない。
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2年ぶりくらいに仕事場に伺う。
前回はモデルさんの絵が仕上がったので見ていただくためだったが今回は展覧会の案内を届けに。
そこでまた色々と知らない刺青情報を聞く。
一番面白かったのが桜吹雪。
格好良くて日本情緒あふれるので皆が入れるのかと思いきや、間違って入れてしまったものや気に入らなくなって消したいときに使われるものだったらしい。
桜の花びらが舞う形は字の中にも入れ込みやすく墨の直しにはもって来いのようだ。
それを含め、刺青についてのご講義をいただいたが、知らないことばかりで面白い。

昨今の刺青の裁判のことも聞いて見た。
先生も当方と同じく違法である、のも理解できるし、認めて欲しい、もわかるとおっしゃっていた。
このせいか少し売上が下がっても来ているようだった。