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ミュージシャンの本は時々読んでいてハチャメチャぶりに驚かされる。
これはお金の話でまた違った側面が伺えて興味深かった。
バンドが苦境の時にこのマネージャーは彼らと仕事をし始め最終的には決別してしまうのだが画商とアーティストの関係にも置き換えて見ることもできた。
このドイツ系貴族のマネージャーはストーンズの音には全く興味がなかったようで画商でも仕事と割り切って扱っている、というようなことと繋がる気がした。
税金対策、バンド経営、ブラウン・シュガーを歌っている時にこんな状態か、とか思って読むとかなり臨場感が増した。

読み終わってからはしばらくストーンズ漬け。
読む前とは聞こえ方が違った。
10月に泉涌寺での展示に向けてまたもや畳の手直しである。
昨年の二人展で畳のヘリが真新しいとのご指摘(以前のヘリは汚しをつけていた)を受け汚しを入れる。
飛鳥の膠が接着能力が弱く少し流して岩絵の具を塗ると流れる、流れる。
多分、腐らないので使えると思っていた箇所がやはり弱いのかびっくりするくらい取れてしまった。
そこをいちいち直しているのだが2009年に描いてから早8年なんだかんだ描き続けているのが不思議だ。
それに比べると高村邸四畳半は放ったらかしで今回久々に対面することとなる。

以前の膠の要領で描く癖からこの新膠に合わせて行かねばならないが、あまり岩絵の具と膠で描く機会がないのでこの膠の技術が身に付かない。
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以前テレビコマーシャルで見た時かなりのインパクトがあったので実物を見たくて三重県まで来た。
やはり実物はいい。
どういう作りか気になっていたので拝めたのは良かった。
近くで見ていた人が「結構作りが粗いな」と言っていたがなるほどその通りである。
ただそれが手の暖かさにも繋がっていてプラスチックでできている作品だが温もりがある(ある箇所などはテープを貼りまくっている)。
実際に押すこともできたので体験としてやって見たがかなり軽いのに丈夫である。
もともと物理学を学んでいたせいか構造がしっかりとしていて頼もしい生物に映る。
美術以外の世界を取り込んだ作品は面白い。
美術作家で美術だけ、というタイプは多い。
そう言った作家には外界に目を向けて制作しても良いのでは、といつも思ってしまう。
 (Click!) 
10月に展示をする場所へ下見に来た。
ここは個人的に観光に来ていたのでここで作品発表(過去作だが)できるのは嬉しい。
天皇家のお寺なので佇まいがいいのだ。
いたるところに菊の御紋があっていちいちが有難い。
そこで自分の展示場所に選ばせていただいたのがこの画像である。
襖で仕切ることもできる場所に四畳半を二間置く予定である。
ジャスパー・ジョーンズの「3つの旗 (Click!) 」の畳版である。
天皇家と武家と日本画家の鼎談のように見立てている。
何せ周りの襖が本物である。
お粗末な農民の末裔が描いたパチモンの日本画が合うかどうか、かなり心配でもあるが楽しみでもある。
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この作家は学生の頃にグループで展示されていた時によく見ていた。
その時は1点づつしか展示されていないことが多かったので良い作品というよりは少しふざけた笑える作風と感じていた。
それの最たるものが長野オリンピックのポスター (Click!) で平成の世に昭和感丸出しにしか見えなかった。
しかし今回まとめて見てみるとふざけた感よりもLOVE&PEACEを強く感じた。
和製ピーター・マックス (Click!) と言えば言い過ぎだろうか。
カラフルで暖かいものがある。
画面のテクスチャーも岩絵の具のキラキラ感がないだけで日本画に近い仕上がり。
作品の値段が高いのも日本画っぽいが親近感を持って鑑賞でき、いろんな発見もあってかなり勉強になった。